Kuratani Shigeru Weblog

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2019年3月21日

40歳を過ぎた技術者のキャリアパス

記事の経緯

システムエンジニアになってから、正確にはコンピュータをより良く理解・活用しようと思い立ってから、私の目標は「システムアーキテクト」でした。
最初は小さなアプリをプログラミングしながら、いくつかの開発プロジェクトに参加して、設計業務(基本設計・詳細設計・プログラム設計)を担当させて頂くことも出来ました。
「システム開発」というものを肌で感じながら、依然として目標は、プロジェクトを技術面から支えるシステムアーキテクトでした。
年齢も40代半ばになり、経験もそれなりに積むことが出来たのですが、なかなか現場でアーキテクトとしてご活躍されている方に出会うことが出来ません。
また、開発案件での自身の担当作業も「設計〜製造〜テスト」のいずれかの工程から参画することを続けています。
「本当に自分の夢に向かって進んでいるのだろうか」という疑問を最近抱いているというのが、この記事を書いた経緯です。

「技術 = プログラミング」という構図について

昨年からシステムアーキテクト試験(高度試験)の学習をしています。
試験のシラバスに沿って学習を進めていると、「あの人は技術がわかっていない」という言葉を使うときの「技術」つまり、システムを構築する上で必要となる「要素技術」とは違った、「設計技術」「設計手法」に関する知見が、システム構築全工程に渡って技術面をサポートするアーキテクトには必要なのではないかと考えるようになっています。
製造工程(プログラミング)を担当していて必要と感じる技術とは異質な技術です。

  • どのように開発を進めていくか(システム構想)
  • システム全体のアーキテクチャはどのようにするか
  • プロジェクト計画はどのようにするか
  • システム特性を考えて、各工程の成果物はどのようにするか
  • マスタスケジュール内で、どのように品質を担保するか(テスト設計) などなど

個々のプログラミング言語での実装技術とは本当に異質な技術です。
ただ、技術面全般をサポートするシステムアーキテクトが、個々の技術要素にまったく通じていなければ、その職務をまっとう出来ないのは想像に難くありません。

キャリアパスを考えてみる

エンジニアを応援するメディアとして、以下のメディアを良く読んでいます。

ENGINNEER.CLUB(https://engineer-club.jp/)

いわゆる「35歳定年説」や「50代エンジニアがIT業界で長く働き続ける方法」など、とても興味深い記事もたくさんあり、とても参考にさせて頂いています。
記事を読んでいると、40代・50代が管理職でなく技術者として仕事をしていくことも可能な企業も多く存在しているようです。

ただ、私は2次請企業に在籍をしていることを考えてキャリアプランを考えていかないといけないと思っています。
2次請企業に業務委託をする場合では、特にSESで客先で作業をするケースでは、設計・製造・テストと個々の作業に分割されたものを担当することになります。
システム開発全体を通じてプロジェクトをサポートするアーキテクトとしての動きは難しいと考えています。
「どうすれば、システム構想段階から参加して、技術面を支えるポジションを任せて頂けるのだろう?」と考えています。

確信はないですが...

今の自分には、仮にアーキテクトを探されている方がいるとしても、その方に提示できる実績などが何もありません。アーキテクトに必要な知識・技術を保有していることも示すことが出来ません。
これでは目標にまったく近づけないです。
まず、アーキテクトに必要な知識があることを示す為に、高度試験に合格しようと考えています。
もちろん、試験に受かってもあまり意味がないというご意見もあるかと思いますが、私は資格学習を通じて学んだことは自分の知識・技術として活かすことが出来ると思っています。

50歳まであと少しですが、自分を置く環境をどのようにするかも検討しつつ、諦めずに学習を続けて行こうと思っています。